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本を読みました。・・・って言うより、やっと読み終わりました。年越しちゃったよ。
『李歐』 高村薫さん
がっつり重かったわー(笑)
いつも読んでるブログで紹介されてて、アマゾンの広告も貼り付けてあったりしたけど勿論図書館でお借りしました(笑)おかけで延長をかけ、借り直しをしてやっと、読み終わりました。
何で読む気になったかって、私高村サンをすっかり男性と思い込んでいたんですよね。そしたら「コレを書いたのが女性だって言うから云々」とあったので、「ええ~女の人なの~」って。ほとんど意味無いですね。
そういえば私北村薫さんのことは女性だと思い込んでいたし、どういう感覚なんだろ。
そんなこともあって読んでいる間ずっと、「書いたのは女性なんだ。女の人なんだ」って意識がどこかにあって変な気分だったんですけど、この方は一体どこからこの知識を持ってくるんでしょうね?本人がガンマニア?工作機器マニア?シンジケートマニア?(なんじゃそりゃ)
実は学生時代、試験片を作るのにフライス盤やら自分で使っていたので、工作機器に関してはちょっと懐かしい部分もあったんですが、工作室にあった機械を全部使っていたわけではないし、時代によってどんなものが出てきたかなんてまるで知らないし、知らない用語や名前が沢山出てきて正直読み飛ばすところも沢山だったけど、一彰の機械や鋼に対する愛着がなんか異様なまでに感じられて面白かったです。
どうして李歐が一彰を特別な友達と認めたのかとか、全然理由の判らない(まあ、一彰も普通のヒトではなかったから、そこんところを感じ取ったといってしまえばソレまでだけど)、少女マンガにありがちな「運命」の一言で片付けちゃうようなところはあったけど、ソレはそれで羨ましいような(笑)
だって私はあまりにも普通のヒトなので、絶対に李歐に出会うことすらないだろうから。相手にされるされない以前にね(笑)
お話はちょっと難しいけど、とても丁寧に一つ一つを追っていて、描写が細かく、妥協してないんだな。という感じ。殺し屋とか、やくざとか、怖い人たちも沢山出てきましたね。それでも最後は穏やかに終わったのが良かったです。最悪、李歐が死んじゃって生きては会えないのかも、なんてことも考えてたので。←ラストなので隠してみた。
なんにしても、私にとっては工作機器意外、まるで現実味のないお話でした。
けどちょっと、好意的な感想文を書ける自信がないのでタイトルその他は割愛させていただきます(笑)
のりのりは、
「3冊とも全然違う感じの話だったよ」
と言って貸してくれたのですが、私には3冊とも同じ話に思えた・・・。
きっと彼女と私の読み方が違うのでしょうけど、受け取り方によっていろいろなんだなあって。
その辺、面白いなと思って読んでました。
のりのりが「面白いよ」と言った話はかなりの確率で私も面白いと思えるので、その辺の感覚は似ているのだと思いますが(話の趣味は似ているけれど、キャラやカップリングの趣味は明らかに確実に全然違う・笑)。
内容についてはひとつだけ、どうしても気になったので。
飲酒運転はやめましょうよ。
酒に強いことをアピールするためのひとつのネタにしても、いただけないです。
しかし、何故にBLが手元にやってくると、何を差し置いても読んでしまうのでしょう?
返却期限の迫った図書館の本とか、放映期限の迫った『逆襲のシャア』とか(笑)、部屋の掃除とか、先に読むべきするべきことが沢山あるのに。返すのはいつでも良いと言われてるのに。
一人なら食事さえどうでもよくなったのは久しぶりでした(笑)