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引き続き中国関係の本を読んでいたのですが、なんとなく体力が足りなくてちょっと軽く読めるロシアのミステリーなどに手をつけました。読み進んではいたのですが、更に軽い月村さんの文庫など借りてしまったら、そちらが先に読み終わりました。はは・・・
楽な方楽な方へと流れてしまう、弱い人間です。
で。感想です。が、ちょっと長くなりましたので、つづきはこちら。デス。
『そして恋がはじまる』月村桂さん
とても安心感のあるお話です。この人の話は大方そんな感じではありますが、この二人が好きあうんだなと思ったら、途中どんなにひどいことを言われても裏があるというか、誤解ですよね。この主人公もそうでしたが、自分に自信がなくて(もしくは自分が嫌いで)、自分に好意を持ってもらえるなんて思いもしないので誤解が深まって、その誤解が解けた時に両思い成立!パターンです。なので主人公が一人でうじうじ悩むので、少々イラっとしたりするのですが、月村さんの書く人々は皆人間が優しいのです。ちょっと出来すぎなくらい(笑)皆真面目で暖かくて、穏やかです。そんなところにも安心感があります。平々凡々な人生を送っている私は、たまにこの作家さんの作品を読むと落ち着きます(笑)。
『いつか青空の下で-そして恋がはじまる2-』月村桂さん
まんま続編です。1で出来上がった2人が、家族に関係がばれてどうするか。というお話。賛否両論らしいですが、確かにBLっぽくない話かもしれません。エッチ描写も皆無だしね(笑)。(ああ、あった。ありました。すみません)
私は純粋に家族たちの反応を楽しみました。普通はそうだよねー。という反応。母親は泣き出し、父親は相手の男(この場合、大学生の息子の相手が、いい大人。程度の知識)に怒りまくる。その2人より若くてさばけていると思っていた実の母親にも、カウンセリングを受けるように勧められてしまったり。そしてまた主人公はうじうじと・・・(笑)。それでも、コレだけは譲れない!と頑張っている姿には、よしよししてやりたくなりました。
他でも息子の相手が同性だと父親が気付く話など読んだことがありますが、凄いもの判りよくて気持ち悪かったです。普通に結婚して(してないかもしれないけど)子供を持ってるのが親なんだから、「普通」でない話には拒絶反応示しますよね。
で。自分だったらどうかな。と。考えるわけです。自分の息子が?えー? これだけ(どれだけだ?)BL読んでても、やっぱりちょっと、ねえ。遺伝子に操りまくられている身としては、孫の顔を見られないのは悲しいし。って、長くなりそうなので(感想でもなくなってきてるし)続きはまた今度。
そうそう、挿絵が夢花李さんで綺麗でよかったです。月村さんのお話の印象にもあっている気がするし。ちょっと、30男が若すぎましたけど(笑)
ほんと、挿絵によって話がつまらなくなったりするから不思議です。