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という事で、子供たちの後ろでこっそり涙を流していたのでした(笑)
そして本日安田記念。おめでとうダイワメジャー!という事で、涙とともに連想した本があったので、またもやちょっと古いけど御紹介。
『どこへ行くの』安西美穂子さん・文 山田梨絵さん・絵
絵本です。御存知の方もいると思いますが、90年代に活躍したサイレンススズカという競走馬のお話です。
競走馬として生まれた悲哀と、サイレンススズカ個人(個馬?)の悲劇的な最期に、涙無しでは読めません。子供に「これよんで」と言われて、一番困った絵本です。流石に何度も読むうちに泣かなくはなりましたけど。
非常に有力な馬でしたが、絶頂期の競争中に足を骨折して、安楽死となりました。当時新聞の投書に、「レースに出られなくなったからって殺してしまうなんて酷い」と言うようなものがありましたが、仕方ないんですよね。軽い怪我なら勿論治療の仕様もあるのでしょうが、「走れない=食われる」の野性の世界では多分、治癒能力がないのです。折れた場所から壊死して苦しんで死ぬよりは・・・という、馬主、調教師などなどの、苦渋の選択(というか、選択の余地はない)なのです。彼らは本当に自分の子供のように馬を愛していますから、稼げなくなったら殺せ。なんて考えはありません。ないと思いたいです。
絵を描いているのは、当時13歳の女の子でした。いいなあ、絵が上手で(笑)
因みに私はこの本を新潟競馬場で購入したのですが、一般の本屋さんでも売ってたんでしょうかねえ?
●バトンのルール●
1.必ずバトンを回す5人の大好きな方々を題名に書いて驚かせて下さい。
2.回ってきた質問には素直に等身大の自分で答えましょう!
3.やらない子はお仕置きだ!
4.ルールは必ず掲載しておいて下さい。
スミマセン。暴挙に出てみました。でも、本当に回せるお友達がいないのです。
皆様、バトンは1本という事で、回すお友達はお一人様というわけにはいかないでしょうか?バトン頂くのはとても嬉しいのですが、どんな設問よりもここで、私いつも一番悩んでおります。
☆お名前
ようらん
由来はデスね。色々ありますが、まあほとんど本名です。
☆おいくつですか?
今年、年女です。後は御想像にお任せします(笑)
☆ご職業
のらくら主婦
☆資格は持ってる
普通免許
特定化学物質等作業主任者
有機溶剤作業主任者
(上2つとも夏休みに先輩と遊びに行きたくて取りました。何の役にも立ってません。)
それから、茶道の一番基本的なお免状を頂いたのですが、名前忘れました。
☆今、悩みはありますか?
基本、悩まない人間です。
☆誰かに似てるって言われた事ある?
若い頃には何か言われたような気もしますが忘れました。
あ!五輪真弓(コンナ字でしたっけ?)だ。おでこ全開だったので。あれ?今も?
☆社交的?人見知りしちゃう?
人見知りはしませんが、頭の回転が悪くておしゃべり下手なので、初対面の人と仲良くなるのは苦手です。
☆人の話にはしっかり耳を傾ける?
傾けますよ?いろんな人の話を聞くの、好きです。だから本も好き。
自分で話すのが苦手な分、よく聞いていると思います。
☆ギャンブルは好き?嫌い?
実生活でギャンブルはしたくないです。小心者なので。
ゲームではもちろん好きですが。
☆好きな食べ物、嫌いな食べ物は?
好き・・・山菜
嫌い・・・ほや
☆彼氏、彼女にするならこんな人が理想(5つ)
1)仕事が出来る
2)身の程を知っている
3)自信過剰
4)大雑把
5)5つって、多いですよ・・・
☆親友と呼べるお友達は何人いる?
極々少数。
あまり大事なものをたくさん持つと、選べなくて困りますよね。
☆今までの自分の経歴で面白いことや、自慢できる事は?
自慢できることなのかよく判りませんが、面白い経験だったのは・・・
宇宙関係の研究をしている施設に4年間通って、東大の教授方と仲良し(?)でした。私はそこで、本当に偉い人は偉そうな態度はとらないものだということを学びました。もの凄い研究成果を挙げていたりしても、皆さん気さくで偉ぶった方は一人もいないんですよ。だからって私は一度、教授を送迎運転手に使ってしまったことがある・・・。今思い出すと冷や汗ものなのですが。
☆好きなブランドはある?
どちらかというとブランドは、嫌い。
☆今行きたい場所は?
実家(録画されているはずのビデオテープを取りに)
☆将来の夢を語って下さい。
漫画喫茶のようなものか、貸し本屋経営。とにかく本に囲まれて暮らしたい。
☆その夢のために何かしている事は?
図書館で借りてないで、集めなきゃだめじゃんねえ(笑)
のりのり、バトンをありがとう。回せなくてごめんなさい。と思いつつも、楽しんでしまいましたョ(笑)
という訳で、このバトンに答えたい方がいらっしゃいましたら、御一報ください。回させて頂きマス。
『リヴァイアサン号殺人事件』ボリス・アクーニンさん
やー、久しぶりにミステリー読みました。ロシアの、と言っても、書いた人と主人公がロシア人なだけで、舞台はイギリスからインドへ向かう豪華客船の中で、登場人物もイギリス人、フランス人、イタリア人、日本人が主になっていて、もう皆さんガチガチの愛国心を持って他人を見ています。ちょっと時代が古いのもあるんですけど(19世紀末)。
お話は、登場人物たちの手紙や、日記、回想などが多用されていて、ちょっと今までの本とは様相が違って面白かったです。犯人は全然わからなかったし(コレ重要ですよね)、判ってからも更にドン!って感じで底が厚かったし。
「ファンドーリンの捜査ファイル」というシリーズもので、ファンドーリンは若く見目麗しい青年です。何より洞察力に優れ、抜群の推理力を持っている。ちょっと笑っちゃうような設定だけど、見ただけで旦那さんの職業を当ててみたり、足音だけでどんな人か当ててみたり、言われればそうかもしれないけど、よくこんなに事例を挙げられるなあ、と感心します。私は本を読んでいると良くあることなんですけど、「この作者って一体どんな人なの?」って、内容よりそっちの方が気になっちゃいました。
すごく内輪ウケになるけど、日本人の留学先がソルボンヌ大学だったことに一人大爆笑でした。
作者のアクーニンさんは日本文学を研究する(していた?)方らしく、お話にもよく日本人が登場するそうです。ちょっと親しみが湧きます。そして、「アクーニン」という名前が「悪人」から来ているというのだから、お茶目というか、きっと楽しい方なんだろうなあと思わせます。
関係ないけど昨日、生のままで食べられるトウモロコシが送られてきました。劇的に美味しい!ってもんでもないですが、やさしい甘さで、何より新鮮な感覚です。
BL考?というより、同性愛考?
よく判らないけど、とにかく「そんなにゲイばっかりいるわけないじゃん」とか「料理上手な男の子なんてそう都合良く居ないよ」とか「やりすぎ」(笑)とか、そんな話ではございません(笑)
昨日、自分の息子にカミングアウトされたらなんてことを書いていて、昔読んだ本を思い出したので御紹介がてら考えたことをつらつらと。
『そんなバカな!』竹内久美子さん
1991年発行らしいので、かなり前ですね。内容を一言で言うと、
「人間の行動すべては遺伝子に操られている」
ということになるでしょうか?
つまりは、姑の嫁いびりも、自分の排卵日がわからないのも、子作りの行為が気持ちイイのも、すべて遺伝子が自分の分身を長く後世により多く残すために仕組まれているということです。
そしてその、「より多く」を実現するためには、ひとつの組み合わせよりも多数の組み合わせで自分の分身を作った方が、可能性が高くなるわけです。で、嫁いびりとなるのですね。自分の息子の遺伝子(ひいては自分の遺伝子)を、いろんな形で残そうと思ったら、相手の女は一人より二人、二人より三人なのです。オソロシヤー。
もちろん、気持ちイイ思いをさせて行為の回数を増やし、排卵日を判らなくして自分の意志とは関係なく子供を作らせているのも遺伝子様様。
何故人が格好いい(可愛い)人を好きになるかというと、格好いい人の遺伝子と組み合わせて自分の遺伝子を子供に残しておけば、その子供も格好良くなってモテモテになり、より良い遺伝子をゲットできると。つまり「格好いい」の基準は「丈夫で長持ち」が形を変えたものだから、「背が高くて強い」とか「賢くて死なないための対処法を知っている」とかで、「優しい」っていうのはきっと、「周りと争って無駄に命を落とさないための知恵」なんじゃないかな。・・・身も蓋もないな。そういえば、「くすぐったい」って感覚は人間にしかないものらしいですね(ごく一部の霊長類を除く?)。これはもう、「無駄な争いを防ぐための知恵」に他なりません。そんな知恵があるのに、どうして戦争をしたがるんだろう?
他にも、「二人の兄弟か、八人の従兄弟のためなら死ねる!」と叫んだ人の話とかもあったな。兄弟なら自分と半分は同じ遺伝子だから、それが二人いれば自分一人分になるという計算。従兄弟は八分の一が以下同文。確かに計算上はそうなりますけど、死ぬのは嫌だなあ。私、兄弟一人しかいないし。(そうじゃない)
まあ、そんなことを踏まえて考えますとですね、家族が同性愛者だと知ったときの反応は、「気持ち悪い」なんてものではなく、「怒り」だと思うのです。その内容は意識していなかったとしても「私の遺伝子を途絶えさせるとは何事だー!」です。受け入れられないのは当たり前。それは嗜好がどうのとかの問題ではないのです。まあ、友達の場合は元々遺伝子を共有していませんから、「気持ち悪い」ってのもアリかもしれませんが。
そして本人たちは。自分で自分の遺伝子の存続を断念しているわけですから、遺伝子にも負けない非常に強い意志をお持ちの方々だと思われます。というか・・・遺伝子異常?それはやっぱり生まれつきなものかしら。なんにしてもそれは種の保存を脅かす行為なので、同性愛者の割合が昔と今とでどう推移しているのか判りませんが、もし少しずつでも増えているのであれば、それはもう、人間の終わりが見えている。という話です。
性の秩序が乱れるとその文明は滅びるという話も聞いたことがあります。彼のローマ帝国も、最後は酷い有様だったとか。日本もそろそろ怪しい兆し?(笑) 遺伝子としてはどうなんでしょう?ひとつの文明に見切りをつけて、新しく出直そうって感じかしら。
きっと文明どころか人間や地球が滅んでも、遺伝子は手を変え品を変え、形を変えてしぶとく生き延びていくのではないかと思うのです。そう考えると戦争も、増えすぎた人口を減らすために、優秀な遺伝子(なんかやな感じ)だけを残すために仕組まれた戦略ではないかと思われてくる・・・。
ちょっと言い訳しておきますと、昨日私は自分のことを「遺伝子に操られまくっている」といいましたが、それは若い頃から子供が欲しいと強く思っていたからです。実際の行為に関してはどちらかというと淡白で、「もう子供は要らないや」と思ってからは特に、どうでもよくなってます。って、こんなところで何を暴露しているんだか(笑) でもね、そんなことも含めて、「今居る子供たちに集中しろ。大事にしろ」って遺伝子に操られているような気がしてしまう私って・・・。
なんかやっぱりBL全然関係ないし。言いたいことだけ言ってやたら長いし(笑)。
お付き合いありがとうございました。
最後に。この記事を読んで不快に思われた方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。
いつもそうなんですが、今日のはちょっと、いろいろの事情がある方には失礼だったかと思いまして。
引き続き中国関係の本を読んでいたのですが、なんとなく体力が足りなくてちょっと軽く読めるロシアのミステリーなどに手をつけました。読み進んではいたのですが、更に軽い月村さんの文庫など借りてしまったら、そちらが先に読み終わりました。はは・・・
楽な方楽な方へと流れてしまう、弱い人間です。
で。感想です。が、ちょっと長くなりましたので、つづきはこちら。デス。