のんびりと、何かあったら書こうかな。
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『ホームレス中学生』 田村 裕さん
タイトルだけは聞いてましたけど、内容も書いた人の事も全然知りませんでした。
でも、お義母さんが「読むか?」と出してくれたので読みました(笑)
うんまあ、大変でしたね。どこまで事実でどこから脚色なのかわかりませんけど、中学生が一人で苦労したのは本当なんですよね。
そんな中でもお母さんの事を思い出して、犯罪に走らなかったってのが泣かせるじゃあないですか。
そして、周りの大人がすごい。協力して兄弟のために部屋を借りてあげるなんて、親切心もすごいけど、ご近所の結束力がすごい。とても今の私の状況ではできないわ。いや、近所云々以前に我が家の経済状況に無理があるんですけど(笑)
なんにしても、お父さんを恨むでもなく、お兄さんお姉さんや助けてくれた人々に感謝をして、亡くなったお母さんが(に、でなくね)褒められるような人間になろうとする、彼の人柄に因るところが大きいのだろうなあ。
しかし昨日今日私がした事といえば、編み物と読書とテレビ鑑賞。そしてほとんどいつもお腹いっぱい。って、どんな嫁だよ(-.-;)
タイトルだけは聞いてましたけど、内容も書いた人の事も全然知りませんでした。
でも、お義母さんが「読むか?」と出してくれたので読みました(笑)
うんまあ、大変でしたね。どこまで事実でどこから脚色なのかわかりませんけど、中学生が一人で苦労したのは本当なんですよね。
そんな中でもお母さんの事を思い出して、犯罪に走らなかったってのが泣かせるじゃあないですか。
そして、周りの大人がすごい。協力して兄弟のために部屋を借りてあげるなんて、親切心もすごいけど、ご近所の結束力がすごい。とても今の私の状況ではできないわ。いや、近所云々以前に我が家の経済状況に無理があるんですけど(笑)
なんにしても、お父さんを恨むでもなく、お兄さんお姉さんや助けてくれた人々に感謝をして、亡くなったお母さんが(に、でなくね)褒められるような人間になろうとする、彼の人柄に因るところが大きいのだろうなあ。
しかし昨日今日私がした事といえば、編み物と読書とテレビ鑑賞。そしてほとんどいつもお腹いっぱい。って、どんな嫁だよ(-.-;)
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特に探していた訳ではないのですが、と言うより、ちょっと忘れてたんですけど。
三浦しをんさんの『シュミじゃないんだ』を読んだときに、勿論エッセイもすごく面白かったんですが、サイレントシアター(?・正確な名称は忘れました)と題して台詞のない7コマくらいの漫画が章ごとに掲載されていて、それがすごくすごくほのぼのとしていて登場人物2人の暖かい関係がすごくすごく可愛くて、しかもその作者がエッセイの連載途中に病気でお亡くなりになって、その後挿絵は一切なくなっていたことに三浦さんの愛を感じて、とにかく、この人の漫画を是非読んでみたい!と、思っていたのです。
ブクオフの100円コーナーを見ているつもりだったので、いつの間にか隣のコーナーに居て350円の値札を見たときには一瞬怯みましたが(笑)、でも、買っちゃいました!!!
あとり硅子短篇集 I~IV
まだ1冊しか読んでませんが、うう~買ってよかった。
可愛い!お話も絵も、すごく可愛い!
正直、内容がBLなのかどうかも判らずに買っちゃったけど、そんなの何でもいいわ。って思えるくらい、とても心温まるようなお話ばかりなのです。
ツボにはまるとは、こう言うことなのね(笑)
最近漫画に限らず読書から遠ざかっていたけれど、一気に引き戻されました。
そりゃもう、ぐいっと!(笑)
早く他も読みたい気持ちと、ゆっくりじっくり溜めておきたい気持ちと。
複雑な心境の今日この頃です。
三浦しをんさんの『シュミじゃないんだ』を読んだときに、勿論エッセイもすごく面白かったんですが、サイレントシアター(?・正確な名称は忘れました)と題して台詞のない7コマくらいの漫画が章ごとに掲載されていて、それがすごくすごくほのぼのとしていて登場人物2人の暖かい関係がすごくすごく可愛くて、しかもその作者がエッセイの連載途中に病気でお亡くなりになって、その後挿絵は一切なくなっていたことに三浦さんの愛を感じて、とにかく、この人の漫画を是非読んでみたい!と、思っていたのです。
ブクオフの100円コーナーを見ているつもりだったので、いつの間にか隣のコーナーに居て350円の値札を見たときには一瞬怯みましたが(笑)、でも、買っちゃいました!!!
あとり硅子短篇集 I~IV
まだ1冊しか読んでませんが、うう~買ってよかった。
可愛い!お話も絵も、すごく可愛い!
正直、内容がBLなのかどうかも判らずに買っちゃったけど、そんなの何でもいいわ。って思えるくらい、とても心温まるようなお話ばかりなのです。
ツボにはまるとは、こう言うことなのね(笑)
最近漫画に限らず読書から遠ざかっていたけれど、一気に引き戻されました。
そりゃもう、ぐいっと!(笑)
早く他も読みたい気持ちと、ゆっくりじっくり溜めておきたい気持ちと。
複雑な心境の今日この頃です。
本屋で、思いっきり少女マンガの新刊コーナーの真ん中に『純情ロマンチカ』の9巻が置いてあって、いいの?コレは正しい位置取りなの?と、一人悩んでいたんですけど・・・。その『純情ロマンチカ』がアニメ化ですって!?世の中何かが間違っていませんか?それとも私がおかしいのかなあ。そうかもしれない。そんな気がしてきた・・・。
『おおいぬ荘の人々』5,6,7巻 菅野彰さん、月夜野亮さん
いい加減前に4巻まで読んでたんですけど、どうも続きを読む気になれずに放置してました(スミマセン)。これがまた、新潮文庫のブックカバーが届いて、届いたら使いたくなって、そういえばと5巻に掛けてみたら読み出しちゃって、久しぶりに読んだら面白くって一気に読んでしまいました(そんな場合じゃなかっただろう、私)。
しかしですね。下宿屋さん(ホモの館・笑)の住人達の話だけあって、登場人物が多いんですよね。それを人物紹介見ながらおさらいしなければならないのは仕方ないとして。他人のアラ捜し命(何じゃそりゃ)の私としてはどうしても、えーと、この場合何と言うのだ?誤植でもないと思うんだけど、とにかく。たまに名前を間違っているのが気になって気になって。いや、扉を開けてるのは征雄じゃないだろう!ヤツは今アメリカの筈だ!的な箇所があるんですよね。お願いだから私に校正させて!(笑)
でもって、あとからあとからゲイが出てくる出てくる(笑)BL読んでて、コレは普通に女の子が出てきて自然な話だよね。とか言ってるのがバカらしくなりますね。もしかして、世の中私なんかが考えてるよりずっとゲイの人口は多いのかもしれない。いや、きっとそうなんだ。やっぱり私がおかしいんだね。
ちょっと私信:みずきー。私もブックカバー、青でした。おそろい♪
『おおいぬ荘の人々』5,6,7巻 菅野彰さん、月夜野亮さん
いい加減前に4巻まで読んでたんですけど、どうも続きを読む気になれずに放置してました(スミマセン)。これがまた、新潮文庫のブックカバーが届いて、届いたら使いたくなって、そういえばと5巻に掛けてみたら読み出しちゃって、久しぶりに読んだら面白くって一気に読んでしまいました(そんな場合じゃなかっただろう、私)。
しかしですね。下宿屋さん(ホモの館・笑)の住人達の話だけあって、登場人物が多いんですよね。それを人物紹介見ながらおさらいしなければならないのは仕方ないとして。他人のアラ捜し命(何じゃそりゃ)の私としてはどうしても、えーと、この場合何と言うのだ?誤植でもないと思うんだけど、とにかく。たまに名前を間違っているのが気になって気になって。いや、扉を開けてるのは征雄じゃないだろう!ヤツは今アメリカの筈だ!的な箇所があるんですよね。お願いだから私に校正させて!(笑)
でもって、あとからあとからゲイが出てくる出てくる(笑)BL読んでて、コレは普通に女の子が出てきて自然な話だよね。とか言ってるのがバカらしくなりますね。もしかして、世の中私なんかが考えてるよりずっとゲイの人口は多いのかもしれない。いや、きっとそうなんだ。やっぱり私がおかしいんだね。
ちょっと私信:みずきー。私もブックカバー、青でした。おそろい♪
今回体調を崩してひとつだけ良かった事は、早寝が出来るようになったことです。なんちゃって、ただ9時過ぎるころには身体が勝手に活動限界を迎えていただけなんですけど(笑)
でもどう頑張ってもその日のうちに布団に入るのが難しかった私にしては、すごいことなんですよ。ま、いつまで続くかって話ですけど。
さて、具合の悪かった間に読んだ本の覚え書きを。
『生きながら火に焼かれて』 スアドさん
ルールを破って罰を受けた女の人の話です。って、この要約は激しく間違っています。でも、そのとおりなんだけど。それにしても、何の罰にしたって生きたまま火をつけられるなんておかしいでしょう?そんな罰を考えちゃうような村だから、ルールからしておかしいのです。いや、ルール自体は婚前交渉を許さないってことだから、そう変な話でもないかもしれない。でもね、男の人と話をすることはおろか、視線を交わしただけでも、もっと言うと、そんな事実がなくてもそうしてたって噂が流れただけで罰は下されるのです。
だいたい、女だと言うだけで生まれたその場で母親に殺されてしまうこともあるのです。運よくその時は生き延びても(最初の方の子供だと殺されはしない)、奴隷のように使われ、殴られ、見張られ、閉じ込められて生きていくのです。そして男の子は、男だと言うだけで大事にされ、自由に暮らします。
そんな暮らしから逃れる唯一の手段が結婚です。でも、結婚したからって父親から受けていた暴力を、今度は夫から受けることになるんですけど、それでも市場に出かけられるようになったりします。
そういう村で、それが当たり前と思って生まれ生きてきて、婚前交渉(それも結婚してやるからと騙されて)により妊娠してしまい、義理の兄に火をつけられた女性の話です。
この女性は死なずに病院に運ばれ、しかし何の手当ても受けずにただ死を待っている時に、慈善団体に所属するジャックリーヌに救われました。でも、一言で救うといっても大変で、病院でも他の知り合いに話しても、村の事情に口を出すのはやめて放っておくように言われるし、スアドは未成年だったために国外に連れ出すには両親の許可が必要で、やっと見つけた協力者に案内してもらって何度も村に足を運んだりして、やっとのことで助け出したのです。
そして今でもいくつもある同じような村の女性たちを救うために奔走しているのです。
確かに平和な日本に暮らしていたら想像もつかないような世界があることにも驚きますが、そんな状況を何とかしようと、先の見えない途方もない仕事を続けているジャックリーヌの方に、私は感心してしまいました。だって、今までそれこそ代々、脈々と受け継がれてきた習慣を変えようなんて、簡単でないことは明白だし、もっと言ってしまえば無理だと思う。少なくとも一人の人の一回の人生では無理でしょう。けれどそれでも諦めないその原動力は一体何なのでしょうね。
『きっと君は泣く』
『絶対泣かない』 山本文緒さん
なんとなく避けていた作家さんだったんですけど、よく読むブログで紹介されていてつい、手にとりました。しかし、数ある著作の中からこの2作を選んでしまうとは、私って相当意地悪い性格なんだわ。と、後になって思ってしまいましたよ(笑)
『きっと君は泣く』 これは1本のお話でした。派遣で働く椿さん。美人で男友達には不自由なく、人生怖いもの無しだった彼女が、祖母のボケや父親の会社の破産と病気などによって、考えさせられると言うもの。正直私にはついていけない倫理観に、軽いショックを受けました。世の中こんな女性は少数だと信じたい。
『絶対泣かない』 こちらはSSが15,6本。色々な職業の女性たちの、様々な事情や悩みや幸せの形。
両作通じて思うのは、やはり女性として生まれたからには美しくないといけないのかしら?ってこと。
大学時代すっぴんで通っていた私は先輩に、「彼女たちは美人ではないけれど、綺麗に見せようと努力はしてるよな。お前は何もしてない」と言われたことがある。ごもっとも。友達(♂)に「どうして化粧しないの?」と訊かれ、「いくら化粧してもブスはブスでしょう」と答えたら「そんなこと言って、面倒くさいだけだろう」とも言われたことがある。何故ばれたんだ?まあ、そんな私でもその大学でダンナを捉まえちゃったし、蓼食う虫も好き好きと言うか、世の中いろんな人間が居るんだから、太ってたりやせてたり、化粧したりしなかったり、むだ毛ぼうぼうだったりつるつるだったり、色々あっていいと思うけどなあ。その中から自分の好きを見つければいいだけのことよね。って言うか、そもそも人を好きになるのに重要なのはそこじゃないし!
と、少々開き直り気味に言ってみる今日この頃なのでした。
でもどう頑張ってもその日のうちに布団に入るのが難しかった私にしては、すごいことなんですよ。ま、いつまで続くかって話ですけど。
さて、具合の悪かった間に読んだ本の覚え書きを。
『生きながら火に焼かれて』 スアドさん
ルールを破って罰を受けた女の人の話です。って、この要約は激しく間違っています。でも、そのとおりなんだけど。それにしても、何の罰にしたって生きたまま火をつけられるなんておかしいでしょう?そんな罰を考えちゃうような村だから、ルールからしておかしいのです。いや、ルール自体は婚前交渉を許さないってことだから、そう変な話でもないかもしれない。でもね、男の人と話をすることはおろか、視線を交わしただけでも、もっと言うと、そんな事実がなくてもそうしてたって噂が流れただけで罰は下されるのです。
だいたい、女だと言うだけで生まれたその場で母親に殺されてしまうこともあるのです。運よくその時は生き延びても(最初の方の子供だと殺されはしない)、奴隷のように使われ、殴られ、見張られ、閉じ込められて生きていくのです。そして男の子は、男だと言うだけで大事にされ、自由に暮らします。
そんな暮らしから逃れる唯一の手段が結婚です。でも、結婚したからって父親から受けていた暴力を、今度は夫から受けることになるんですけど、それでも市場に出かけられるようになったりします。
そういう村で、それが当たり前と思って生まれ生きてきて、婚前交渉(それも結婚してやるからと騙されて)により妊娠してしまい、義理の兄に火をつけられた女性の話です。
この女性は死なずに病院に運ばれ、しかし何の手当ても受けずにただ死を待っている時に、慈善団体に所属するジャックリーヌに救われました。でも、一言で救うといっても大変で、病院でも他の知り合いに話しても、村の事情に口を出すのはやめて放っておくように言われるし、スアドは未成年だったために国外に連れ出すには両親の許可が必要で、やっと見つけた協力者に案内してもらって何度も村に足を運んだりして、やっとのことで助け出したのです。
そして今でもいくつもある同じような村の女性たちを救うために奔走しているのです。
確かに平和な日本に暮らしていたら想像もつかないような世界があることにも驚きますが、そんな状況を何とかしようと、先の見えない途方もない仕事を続けているジャックリーヌの方に、私は感心してしまいました。だって、今までそれこそ代々、脈々と受け継がれてきた習慣を変えようなんて、簡単でないことは明白だし、もっと言ってしまえば無理だと思う。少なくとも一人の人の一回の人生では無理でしょう。けれどそれでも諦めないその原動力は一体何なのでしょうね。
『きっと君は泣く』
『絶対泣かない』 山本文緒さん
なんとなく避けていた作家さんだったんですけど、よく読むブログで紹介されていてつい、手にとりました。しかし、数ある著作の中からこの2作を選んでしまうとは、私って相当意地悪い性格なんだわ。と、後になって思ってしまいましたよ(笑)
『きっと君は泣く』 これは1本のお話でした。派遣で働く椿さん。美人で男友達には不自由なく、人生怖いもの無しだった彼女が、祖母のボケや父親の会社の破産と病気などによって、考えさせられると言うもの。正直私にはついていけない倫理観に、軽いショックを受けました。世の中こんな女性は少数だと信じたい。
『絶対泣かない』 こちらはSSが15,6本。色々な職業の女性たちの、様々な事情や悩みや幸せの形。
両作通じて思うのは、やはり女性として生まれたからには美しくないといけないのかしら?ってこと。
大学時代すっぴんで通っていた私は先輩に、「彼女たちは美人ではないけれど、綺麗に見せようと努力はしてるよな。お前は何もしてない」と言われたことがある。ごもっとも。友達(♂)に「どうして化粧しないの?」と訊かれ、「いくら化粧してもブスはブスでしょう」と答えたら「そんなこと言って、面倒くさいだけだろう」とも言われたことがある。何故ばれたんだ?まあ、そんな私でもその大学でダンナを捉まえちゃったし、蓼食う虫も好き好きと言うか、世の中いろんな人間が居るんだから、太ってたりやせてたり、化粧したりしなかったり、むだ毛ぼうぼうだったりつるつるだったり、色々あっていいと思うけどなあ。その中から自分の好きを見つければいいだけのことよね。って言うか、そもそも人を好きになるのに重要なのはそこじゃないし!
と、少々開き直り気味に言ってみる今日この頃なのでした。
痴漢にあいました。正確には、痴女?
お仕事していたら突然に後ろからがばっと胸を鷲掴みされました。
びっくりして「なにすんの!」って振り払いましたけど、へらへら笑って買い物していきました。何度も来てるおばあさんで、以前にはお金を払わずに帰ってしまったりしていたのでそちらは警戒していたのですが、まさか痴漢行為にまで及ぶとは。
流石に営業用の作り笑いも出来ませんでしたね。
っざけんなよ!
犯罪者は客じゃねえんだよ!
二度とくんなクソババアッ!
ま、気を取り直して。
不思議な本を読みました。
『白骨花図鑑』 甘糟幸子さん
鎌倉在住の作家さんです(またまたどうも鎌倉に弱い私・笑)。表題作のほか、3編収録。
内容はなんと言うか、タイトルそのまんまです。山で死んだ自分が横たわり白骨化した頃、あらかじめ撒いておいた草花の種から発芽して、いろいろな花に囲まれて眠るための計画を立てると言うか、花壇(?)の設計図を書くのです。
そのまま読んでいればすらっと読めてしまう長さなんですが、えらい時間かかった。何故なら、出てくる花をいちいち検索して写真を見ていたからです。たまに知ってる花はパスしましたけど、どんな花か判らないとイメージし難いし、名前知らないけどお花は好きなので、この機会に少しでも覚えられればと思って。しかし、24ページほどのお話の中に、40以上の草木の名前が出てきましたよ?
まあ、試みとしては面白い話ですよね。気持は判らなくもない。昔、自殺するなら雪山だよね。なんて友達と話していたことがありますけど、この話のおばあさんはその一歩先を行っていたと言うことで。
他の3話も、ちょっと、あまりにもエグくて驚いたり、ぐわっとするほどエロかったり。描写ではなく想像を掻き立てます。コレが書けるのはまさしくプロだな。と、思いました。齢を重ねているせいかもしれない。人生の重みを感じます。
お仕事していたら突然に後ろからがばっと胸を鷲掴みされました。
びっくりして「なにすんの!」って振り払いましたけど、へらへら笑って買い物していきました。何度も来てるおばあさんで、以前にはお金を払わずに帰ってしまったりしていたのでそちらは警戒していたのですが、まさか痴漢行為にまで及ぶとは。
流石に営業用の作り笑いも出来ませんでしたね。
っざけんなよ!
犯罪者は客じゃねえんだよ!
二度とくんなクソババアッ!
ま、気を取り直して。
不思議な本を読みました。
『白骨花図鑑』 甘糟幸子さん
鎌倉在住の作家さんです(またまたどうも鎌倉に弱い私・笑)。表題作のほか、3編収録。
内容はなんと言うか、タイトルそのまんまです。山で死んだ自分が横たわり白骨化した頃、あらかじめ撒いておいた草花の種から発芽して、いろいろな花に囲まれて眠るための計画を立てると言うか、花壇(?)の設計図を書くのです。
そのまま読んでいればすらっと読めてしまう長さなんですが、えらい時間かかった。何故なら、出てくる花をいちいち検索して写真を見ていたからです。たまに知ってる花はパスしましたけど、どんな花か判らないとイメージし難いし、名前知らないけどお花は好きなので、この機会に少しでも覚えられればと思って。しかし、24ページほどのお話の中に、40以上の草木の名前が出てきましたよ?
まあ、試みとしては面白い話ですよね。気持は判らなくもない。昔、自殺するなら雪山だよね。なんて友達と話していたことがありますけど、この話のおばあさんはその一歩先を行っていたと言うことで。
他の3話も、ちょっと、あまりにもエグくて驚いたり、ぐわっとするほどエロかったり。描写ではなく想像を掻き立てます。コレが書けるのはまさしくプロだな。と、思いました。齢を重ねているせいかもしれない。人生の重みを感じます。