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のんびりと、何かあったら書こうかな。
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イリーナ・コルシュノフさんの本を、3冊ほど読みました。
ロシア系ドイツ人で児童文学を書かれる方ですが、今回のは中高生向けです。


『ゼバスチャンからの電話』
『彼の名はヤン』
『誰が君を殺したのか』    イリーナ・コルシュノフ作 上田真而子訳

これは読んだ順。発行順だと、きれいに逆になります。
実はそれこそ対象年齢だった中学生の頃に、『誰が・・・』だけは読んでいたのですが、その頃にはまだ他の2作は翻訳されていなかったんですね。図書館で目に留まり、読んでみました。

どれも、少し生きるのが難しい、右倣えのできない、考え深い17,8の男の子や女の子のお話で、大人の身勝手さや弱さを思い知らされます。
ちょっと哲学的なニオイもしますね。
自分の子供たちがその年代になったら、読ませたいし自分でも読み直したい。

『彼の・・・』だけは大きく戦争にかかわります。第2次世界大戦中、ドイツ人の女の子がポーランド人の男の子と関係を持ってしまい、逮捕され、空襲にまぎれて逃げ出したものの、農家の屋根裏部屋で来る日も来る日もじっとしていなければならず、その中でヤンの言葉を思い出し、戦争について考えているお話で、結局ヤンは殺されてしまったのかどうかも判らず終わるのですが、それでも自分は生きていく。と心に決めるところに救いがあるのでしょうか。

喧嘩別れしてから、逮捕されてから、「君」が死んでから始まるお話なので、どれも回想シーンが多くて時間が戻ったり進んだり、子供にはどうなんだろ。ちょっと難しくないかしら?中学生くらいならそのくらいの読解力があっても良いか。

読み直しの『誰が・・・』については、なんか男の子と女の子が友達の死の真相を探ってくんだっけ?くらいの記憶しかなく、まるで初読み。やはり面白いというよりは考えさせられるお話です。



そしてその間に読んでいた本。


『俺の幸福を祈れ』 陸裕千景子さん漫画 久瀬桜子さん小説

お話はまあそれなりに楽しみましたが、それより私、この人の絵が好きかもしんない。


『東京少年王』 七海花音さん

先日最終巻を買ってしまったシリーズの1作目。
図書館に3作目まであったのでとりあえず読んでみました。
まだまだ話は始まったばかりという感じなので、次も読んでみるかと予約を入れましたが。
が。
今見たら、もしかして図書館には2作目がない?!

どうしてくれよう・・・。


『邪道』1~3,外伝 沖麻実也さん、川原つばささん

もともとファンタジー好きですから、初めからちゃんと読むと面白いですね。
しかし・・・。
のりのりがコレをうちに寄って置いていってくれた時、うっかりその辺に袋を置いて読みかけの本を読み出しちゃったら、ポリが勝手に中身を出して読んじゃったのね。
『俺の幸福を・・・』も入ってたところがさらに恐ろしい。
結局1巻を読んだところで止めさせたんだけど、後になって、

ポ:「ねえ、邪道読みたい」
私:「読まなくて良いから」
ポ:「でもさあ、何で男同士でキスするの?」
私:「・・・・・・」

BLだからだよっ。


問題山積。
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一回りしてくるね。

と、歩きながらざざっと棚を見ていたら・・・

見つけてしまった私の愛すべき1冊!(ほんとは5冊あったけど)


そんな訳で今日、ブクオフで買ってしまった本。


『いらかの波』 河あきらさん

大っっっっっっっっ好きなんですよ。
もう、漫画で一番好きな3作を挙げろと言われたら、必ず入ります。
かなーり昔の漫画ですけど、やっと自分のものに出来ました。

目に入った瞬間5冊をいっぺんに手に取り、棚の上に「105」の文字を確認してほくそ笑み、迷わずレジに突き進む。
しかもタイムサービス(だったらしい)で1割引だったし。

ああ、幸せ(笑)
久しぶりにミステリー(だよね?)を読みました。


『使命と魂のリミット』 東野圭吾さん

私の思い込みシリーズその3
すっかり「とうの」さんだと思ってました。「ひがしの」さんだったんですね。
読み終わってプロフィールを見て、初めて気付きました。
お、男の方ですよね?

ま、それはいいとして。

お話は2本柱で進んでいきました。
夕紀が父の手術死に疑問を持って医者になり、当時の執刀医の元で研修をしている話と、穣治が恋人の死に関わった自動車会社の社長に復讐をする話が、同時進行します。
夕紀の病院に入院している時に社長を殺そうと企むので、すごく複雑に絡み合っているような気がしますけど、実際にはそれぞれ別の話がかけるくらい独立しています。
言い方代えると、1冊の本の中で、2本の話を書いてるようなもんですね。それはそれですごい。読んでる方としては1冊で2度美味しい?(笑)

夕紀の方は、父と執刀医の因縁とか、執刀医と母の関係とか、父と事件の担当刑事の関係とか、これでもかってくらいに繋がりが出てくるけど、「ああ、ここでも繋がるのか」と一度思わせてから、「あれ?違うの?」とすかしておいて、「なんだやっぱり」に落ち着くんですよね。
それを穣治の方でもやられて、ちょっと、もういいよ、って気分に・・・。

でも、それが出来るのってやっぱり力があるからで、裏の裏をかくと言うか、よく練られていると言うか、すごいなあって感心しちゃいました。

全体的にはとても読みやすく、飽きさせないお話でした。
この人の本を読むのは初めてで、なんとなく堅苦しい小難しいイメージだったのでちょっと覚悟して読み始めたんですけど、最初からするっと頭の中に入ってきてくれました。
医学用語や装置の説明も、易しく解説してくれているようですんなり読めましたね。

その辺も作者の力量なんだろうなあ。
難しい話を難しく書くのはきっと、簡単なことだろうと思うから。

最終的には、夕紀の父も執刀医も素晴しい人間で、ちょっと格好良すぎない?なんて思いましたけど、穣治君もやっぱりいいヤツで、後味悪くなかったです。

けど、ラストのラストはやられた。
どうすんのよ!研修医の貴女がメスを・・・?!


本を読みました。・・・って言うより、やっと読み終わりました。年越しちゃったよ。


『李歐』 高村薫さん

がっつり重かったわー(笑)
いつも読んでるブログで紹介されてて、アマゾンの広告も貼り付けてあったりしたけど勿論図書館でお借りしました(笑)おかけで延長をかけ、借り直しをしてやっと、読み終わりました。
何で読む気になったかって、私高村サンをすっかり男性と思い込んでいたんですよね。そしたら「コレを書いたのが女性だって言うから云々」とあったので、「ええ~女の人なの~」って。ほとんど意味無いですね。
そういえば私北村薫さんのことは女性だと思い込んでいたし、どういう感覚なんだろ。

そんなこともあって読んでいる間ずっと、「書いたのは女性なんだ。女の人なんだ」って意識がどこかにあって変な気分だったんですけど、この方は一体どこからこの知識を持ってくるんでしょうね?本人がガンマニア?工作機器マニア?シンジケートマニア?(なんじゃそりゃ)

実は学生時代、試験片を作るのにフライス盤やら自分で使っていたので、工作機器に関してはちょっと懐かしい部分もあったんですが、工作室にあった機械を全部使っていたわけではないし、時代によってどんなものが出てきたかなんてまるで知らないし、知らない用語や名前が沢山出てきて正直読み飛ばすところも沢山だったけど、一彰の機械や鋼に対する愛着がなんか異様なまでに感じられて面白かったです。

どうして李歐が一彰を特別な友達と認めたのかとか、全然理由の判らない(まあ、一彰も普通のヒトではなかったから、そこんところを感じ取ったといってしまえばソレまでだけど)、少女マンガにありがちな「運命」の一言で片付けちゃうようなところはあったけど、ソレはそれで羨ましいような(笑)

だって私はあまりにも普通のヒトなので、絶対に李歐に出会うことすらないだろうから。相手にされるされない以前にね(笑)

お話はちょっと難しいけど、とても丁寧に一つ一つを追っていて、描写が細かく、妥協してないんだな。という感じ。殺し屋とか、やくざとか、怖い人たちも沢山出てきましたね。それでも最後は穏やかに終わったのが良かったです。最悪、李歐が死んじゃって生きては会えないのかも、なんてことも考えてたので。←ラストなので隠してみた。

なんにしても、私にとっては工作機器意外、まるで現実味のないお話でした。

久方ぶりにBLを3冊。まとめて読んでみました。
けどちょっと、好意的な感想文を書ける自信がないのでタイトルその他は割愛させていただきます(笑)

のりのりは、

「3冊とも全然違う感じの話だったよ」

と言って貸してくれたのですが、私には3冊とも同じ話に思えた・・・。

きっと彼女と私の読み方が違うのでしょうけど、受け取り方によっていろいろなんだなあって。
その辺、面白いなと思って読んでました。

のりのりが「面白いよ」と言った話はかなりの確率で私も面白いと思えるので、その辺の感覚は似ているのだと思いますが(話の趣味は似ているけれど、キャラやカップリングの趣味は明らかに確実に全然違う・笑)。



内容についてはひとつだけ、どうしても気になったので。

飲酒運転はやめましょうよ。

酒に強いことをアピールするためのひとつのネタにしても、いただけないです。



しかし、何故にBLが手元にやってくると、何を差し置いても読んでしまうのでしょう?
返却期限の迫った図書館の本とか、放映期限の迫った『逆襲のシャア』とか(笑)、部屋の掃除とか、先に読むべきするべきことが沢山あるのに。返すのはいつでも良いと言われてるのに。
一人なら食事さえどうでもよくなったのは久しぶりでした(笑)
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